違和感
以前から、生理の1日目と2日目は生理痛が重い傾向にありました。
主な症状は下腹部痛と腰痛。
とはいえ、周期は安定しているし、痛み止めを飲んだら治まるレベルだったので、通院したりすることはありませんでした。
異変を感じたのは、半年ほど前のことです。
いつもは生理2日目さえ過ぎ去れば下腹部痛は治まるのに、今回は長く続いているなぁと思ったのがはじまりです。
でも、いつものようなギューッと締め付けられるような痛さは2日目で終わっていて、その後続いているのはシクシクとした小さな痛み。また、お腹の中がキュルキュルしている感覚もありました。(お腹を下したときのキュルキュルするあの感じが子宮の中で起こっているイメージ)
仕事ができなくなるほどではない。でも、ストレスではある。
そんな感覚です。
2年に一度、健康診断の際に子宮頸がん検診は受けていますが、それ以外に婦人科検診を受ける機会はそうそうありません。
「もし大きな病気だったらどうしよう?」「まあ、でもこういうときって大体が気にしすぎなんだよな…」という思いが交錯しつつも、3ヶ月ほど同じ症状が続いていたため、念の為に近くの女性医師が院長を務める産婦人科を予約しました。
※ちなみに、行きつけの産婦人科なんてないので、これが初診。人気のクリニックだったらしく、予約が取れたのは1ヶ月先でした。驚き…。
問診
当日は予約していったけど、1時間ほど待ち時間がありました。(それでも早い方だったみたい)
初診ということもあり、問診票に記入して、看護師さんのヒアリングを受けました。
半年ほど前から生理中盤以降や生理後もシクシクとした下腹部痛があることを伝えると、看護師さんからいくつか質問を投げかけられました。
- 生理中、耐えられないような痛みが起こることはありますか?
- 肛門痛はありますか?
- 貧血はありますか?
すべて「いいえ」と答えました。
その後採血され、医師の診察を待つことになりました。
診察
診察室に入ると、早速エコー検査をおこなうことに。
下を脱いで内診台に座り、足を広げられます。
子宮頸がん検診などで、何度もこの体勢を取ったことはあるけど、まだまだ慣れません。
棒状のものが挿入され(痛くはないけど変な感じ)、先生の言葉を待ちました。
正直、この時点では、「特に問題ありませんね」と言われると思っていました。
だって今まで大きな病気なんてしたことないし、持病もない。ずっとそうだったから。
「左にあるモニターでエコーの様子見れるのわかりますか?子宮が大きくなってますね。子宮腺筋症ですね。痛みはこのせいですね」
問題ないと言われるとばかり思っていたので、こう言われた瞬間は驚きで一瞬反応が遅れました。
子宮内膜症などはよく聞くけれど、子宮腺筋症というのは恥ずかしながらそのとき初めて聞いたので、最初はピンときませんでした。
エコーを終え、内診台から診察室に戻ると、先生から子宮腺筋症の説明がおこなわれました。
まとめると、こういう類の説明を受けました。
- 子宮腺筋症は、子宮内膜に似た組織が子宮筋層内にできる病気
- 組織は女性ホルモンの影響で増殖・剥離を繰り返す
- 痛みが出ているのは、子宮が肥大化していること原因だと思われる
- 放置していると子宮筋層がどんどん厚くなって子宮が大きくなっていき、以下のような症状が発生(悪化)する可能性がある
- 月経痛
- 過多月経、貧血
- 骨盤痛、肛門痛 など
治療方法としては、大きく分けると「薬物療法(女性ホルモンの分泌を抑える薬を飲んだり、ミレーナを装着したり)」と「手術療法(子宮全体または病巣の切除)」があるらしいです。
わたしは先生とも相談して以下のような点から、「ひとまず様子を見る(治療はしない)」ことになりました。
- 現時点では生活に支障が大きく出ているわけではない
- 血液検査の結果、貧血も現時点では問題なさそうだった
- 薬を毎日継続して飲むのが苦手
- 過去に何度かピルに挑戦したが、飲み続けられなかった
- 今後妊娠・出産を希望する可能性がある
- 先生曰く「出産を希望する可能性があるなら、子宮の中に傷がつく可能性のあるミレーナをわざわざ選択する必要はなさそう」とのこと
経過観察をする中で
この記事は、子宮腺筋症と診断されてから2ヶ月ほどが経過したタイミングで書いています。
今のわたしとしては、「病名がついて安心した」というのが正直な気持ちです。「理由のわからない痛みがある」状態が一番怖かったです。
クリニックで先生からも軽く説明は受けましたが、その後ネットで色々調べてみると、子宮腺筋症は
という感じのようです。
※ちなみにわたしは30代未産婦なのでボリュームゾーンではないみたい
参考
また、診断後に2度ほど生理がきましたが、その際、以前に比べて生理が始まる1週間ほど前から頻尿気味であることに気づきました。多いときは毎時間ごとにトイレに行くはめになっており、これはちょっと困る点だなと思います。
しかし、それ以外に大きな変化はありません。
まとめ
以上が、違和感を覚え、子宮腺筋症と診断されてからこれまでの流れでした。
上記はあくまでわたしの経験談なので、少しでも思い当たった点がある人は、必ず自分でちゃんと調べたり、検査を受けたりしてみてください。
そしてなにより、同じ病気のみなさん、一緒にがんばりましょうね。